Yoshimi

退職後の日常

家計に切り込む

2022年。私個人のインフラの整備ができたところで、次は世帯のことである。そもそも本当に必要なものは何なのか、その費用は月額いくらで、今の生活費はどれくらいになるのか、改めて把握しておきたい。意識も手も回らないが何とかなっていた、これまでと...
退職後の日常

新しい生活基盤のはじまり

さて、身辺整理のはじまりは、何とか四十代を迎えた私の新たな生活基盤づくりへと繋がっていく。世の中は2022年に入っていた。私はまだ色々なことがやっとでありながら、やらなければならないことがまだまだある。銀行やクレジットカードというお金に関わ...
退職後の日常

身辺整理のはじまり

実家の大片付け・大掃除がおよそ一段落つく頃には、少しずつ進めていた自分自身のモノの片付けにも注力できるようになった。余力の合間を縫って、在職中に身に着けていた衣類を減らし、靴を減らし、書籍を減らし、残すアクセサリーを厳選した。2021年に入...
暮らし

何もかもを見直す(スキンケア)

三十代後半になると、「何だかしっくりこない」事象が増えた。急いで洗面台に立つ朝、慌ただしさの隙間に感じてきたことである。例えば、いつも生理前かのように何となくメイクが馴染まないような気がするとか、何もなかったはずの頬に細かいシミが出現したり...
退職後の日常

町内会とマンションとわたし

時は二〇二〇年二月。実家の祖母が亡くなって一か月余りが過ぎたころで、まだ実家の大片付け・大掃除や、日々の生活だけでやっとの頃である。ある日、同じマンションに住む方がチャイムを鳴らした。一体、何のご用だろうと出てみると、来年度はうちが順番上、...
暮らし

自分の足と靴を考える

さて、私が日ごろ感じていた地味な疲れの原因はたくさんあるのだが、その一つが『靴』だった。どうもしっくりこない。何故なら足の小指が靴に当たって痛くなることが多く、小指の爪が黒くなってしまうこともしばしばだったからだ。もちろん靴を購入する際は必...
退職後の日常

結婚式のおわりとその後のはじまり

家には、依然として大きな白い箱があった。その中身は、ウェディングドレスである。結婚式を終えて帰宅したあの日から、2020年の時点ですでに六年が経過している。その大きな白い箱は、動線の妨げにならないようある時までは押入れの中に、その後は棚の上...
退職後の日常

人生の夏休みとパールのネックレス

ずっと『人生の夏休み』が欲しいと思っていた。恐らく二十代の終わりごろには、年単位で休むことができたらなぁと思い始めていた記憶だ。ずっと前から願っていた時間は、四十歳を目前に退職することによって得られたのだが、もはや余力は残っていなかった。ス...
退職後の日常

夜のはじまり

退職後の日常は、夜のはじまりだった。それは朝が来たら忘れてしまう夢の中の出来事のように、現実感がない現実のようなもので、常に頭の中がぼうっとしている。17年余りの勤務は大変なことの連続ではあったけれど、今ではとても満足している。特に、非常に...
暮らし

ともに暮らす「石けん」を選ぶ

退職して何もかもを見直したいと思っていた私は、普段の生活において使用しているものの中で、本当に必要なものはどれだけあるのか、心からしっくりくるものは何なのか、きちんと検証した上で生活に落とし込みたいと考えていた。そんな中、ある「石けん」に出...